当院の産後骨盤矯正に来られる方たちの中には、腰や恥骨部の痛みによるお悩みだけではなく、「ダイエットをしたい」といった目的の方も来られます。
この『ダイエットをしよう!』という考えに行き着いたお悩みの元は、大きく分けると2つのパターンに分かれてきます。
1つ目は、妊娠・出産による骨盤の歪みや開きが産後に戻らず体型が崩れた。
といったような骨盤由来の体型のお悩み。
2つ目は、妊娠中に増えた体重がなかなか元の体重に戻らない。
といった数値上のお悩み。
コチラをそれぞれ解説していこうかと思います。
1.骨盤の開きによる体型のお悩み
妊娠中はリラキシンという女性ホルモンの分泌量が増えます。リラキシンは主に骨盤にある強力な靭帯を緩める作用があり、これにより出産をスムーズにしてくれます。
そして妊娠中に緩められた靭帯は、出産後6カ月ほどの期間をかけて徐々に戻っていきます。
※個人差があります。
緩められた靭帯がゆっくりと戻る時期の姿勢や身体の使い方の変化で、骨盤を締めてくれる筋肉の筋力低下が起こり、靭帯が開いたままとなり体型も戻り辛くなってしまいます。
この骨盤を締めてくれるけど、筋力低下を起こしてしまう筋肉は「内転筋(内腿)」と呼ばれる筋肉です。
内転筋のオススメの鍛え方
・座っている時は脚を閉じて座る
・立っている時は内腿にタオルなどを挟んで落とさないようにする
このように、内腿に力を入れておくようにすることで鍛えることが出来ます。日常的な動作や動きに組み込むと簡単に出来るのでオススメです。
内腿(内もも)に力を入れる時にお腹に手を当ててみてください。
内転筋に力が入る時に腹筋にも力が入っていることが分かると思います。
下腹部を引っ込めたい時にも使えるトレーニングなのです。
2.なかなか戻らない体重のお悩み
体重が戻らないお悩みの場合、考えられることとして以下のようなことが考えられます。
①妊娠中には赤ちゃんの成長に必要なエネルギー補給のため、食欲が増すことが多いです。産後もこの食欲が継続してしまったり、それにより胃袋が大きくなってしまったことで食べ過ぎてしまうことがあります。
②子育てによる疲労やストレスによって、食事が気分転換になってしまうことがあり、それにより食べ過ぎてしまうことがあります。
これが食事だけでなく、つい間食をつまんでしまうことで摂取カロリーが大幅に増えてしまうようです。
体重コントロールの注意点
まずは、出産による身体へのダメージの回復を最優先に考えなければなりません。
また、日々の子育てでも疲労は確実に蓄積されていきます。なので、間違った食事制限などをしてしまうと体調を崩してしまうことにも繋がりかねません…
気をつけるべきことは
①バランスの取れた食事
②エネルギーを回すためのビタミンやミネラルをしっかりと摂ること
③満腹感を得やすいたんぱく質や食物繊維をしっかりと摂ること
です。
とはいえ、乳児を育てながら、食事に気を付けるのはかなり大変です…。
なので、太る原因となる食べ物に注意をしていきましょう。手軽で食べやすいスナック菓子やジャンクフードのようなものを摂ったあとは次の食事で野菜を摂るようにする…といったように、少しだけ意識して調整してみると良いでしょう。
しっかりと栄養を摂って、エネルギーとして使えるようにしていきましょう!
いかがでしたでしょうか?
出産後のダイエットのお悩みについてお話ししてきました。
筋力的な問題もあり、食事に関する問題もあり…
下手に独学でやってしまうと体調を崩す原因になりかねません。
子育てで大変かと思いますが、ご自身が体調を崩してしまうと子育てにも影響が出てしまうかもしれませんよね!?
ダイエットは体型だけでなく、健康面を整えることも含まれます。
無理に独学でやらずに専門家に相談して行うようにしてみてください!
産後の骨盤矯正やそれに伴うお悩みがある方は、船橋はりきゅう整骨院へご相談ください。